世界情勢

電力インフラ革命:持続可能な未来へ向けた投資と課題

amh
The Economist Jan 22, 2025より
  • 世界各地で電力需要の増加に対応し電力インフラへの投資が急増
  • その背景には、脱炭素化、電力消費の増加、経済成長、そしてAIやEVの普及がある
  • AIやEV失速のリスクを認識しつつ、企業は投資を拡大

電力需要に「スーパーサイクル」が到来

  • 投資額の飛躍的な拡大〜変圧器、スイッチギア、高電圧送電ケーブルの需要急増
  • 投資額は2020年3000億ドル、2024年4000億ドル、2030年6000億ドル
  • シュナイダーの市場価値は年初から3割以上上昇、日立は2022年初から3倍に拡大

投資が増大する背景

再生エネルギーの普及

  • 太陽光・風力発電に対応した送電網の強化が求められる
  • イギリスでは2030年までにネットゼログリッドに1000億ドルを投資
  • アメリカでさえも再生エネルギーのコスト低下により投資が増加見込み 新技術への投資

電力消費自体の増加Shift from molecule to electron

  • IEAは今後10年間で電力需要が6倍の速度で加速すると予測
  • EV,家庭暖房、工業プロセスへの電力供給が急増

新興国の経済成長やエアコン利用の増加

  • インド〜2024〜32年にかけて送電網に1000億ドルの投資が必要
  • 中国〜送電網への投資が2024年の1000億ドルから2030年には1500億ドルへ

AIとデータセンターの影響

  • 巨大テクノロジー企業のAI投資と電力消費 一部データセンターは原子力発電所並の電力を消費
  • 東京電力は2027年までに30億ドルのインフラ整備 データセンターは冷却設備はじめ関連投資も増加させる

老朽化と災害対応のための送電網インフラの強靭化

  • 古い送電網の更新が必要
  • 自然災害への備え アメリカでは、山火事や暴風雨による被害が増加。インフラ強化に巨額の資金を要する

リスクと対策

  • EV販売の鈍化やAIブームに終息リスク
  • 日立やシュナイダー、GE Vernovaなどが積極投資を展開。標準化された製品設計や長期契約で収益を安定化させる試み  

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
ABOUT ME
AMH
AMH
駆け出しブロガー
神奈川県出身、東京都在住
昭和40年代生まれの50代後半
世界20カ国以上、国内全都道府県訪問。海外(東南アジア地域)、国内各地(関西地方、東北地方等)に居住経験あり
趣味はトレーニング、ランニング、街歩き、読書、映画、音楽
英検一級、TOEFL(CBT)600点
簿記3級
ブログづくりに奮闘中
日々の発見について発信していきます!
記事URLをコピーしました