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THE WALL STREET JOURNAL Feb. 6, 2025
https://www.wsj.com/opinion/government-keeps-going-too-far-common-thread-men-in-womens-sports-and-elon-musk-cuts-33bb1c8b?st=tZRcH6
ポイント
- 現代米国政治は「行き過ぎ」が常態化し、過剰にイデオロギーの実現を求める傾向。行き過ぎはいずれ強い反発を招く。
- これまで米民主党が進めてきた、移民政策、USAID(米国際開発局)の活動、トランスジェンダー政策などの「行きすぎた押し付け」は、一般市民からの幅色い支持を失っている
- 自ら蒔いた種で民主党は満足に反論もできず機能不全状態
- 現在イーロン・マスクが、政府機関の大規模な再編成を進めている。トランプ政権の政策もまた、バランスを欠けば逆効果を生む可能性がある。
- 「行き過ぎるな」――これは21世紀の米国国内政治における最も重要な教訓である。
民主党の戦略ミス―なぜ彼らは問題を無視し続けたのか?
民主党関係者は自分たちのイデオロギーに反する議論を「自分たちよりも5ランクくらい下の人々がやっているもの」と見なしてきた。
これは、被害を受けたと感じている人々に対する重大な軽視だ。例えば:
- 女子バレーボールの試合で、大柄な男子選手と戦わなければならない高校2年生の少女
- 犯罪歴を持つ不法移民に乱暴された女性
こうした問題について、多くの人々が声を上げているにもかかわらず、民主党のリーダーたちは、それを「些細な問題」として無視してきた。彼らは自らの党内にいる「過激派」を抑える努力すらしてこなかった。
そして、政治がここまで行き過ぎると、どうなるか?
政党は崩壊するのだ。
押付け例1. トランスジェンダー問題:正義の押しつけが招く反発
- 「公平・適切な扱い」ではなく「ある男性が自分を女性として認識するならば、社会全体も彼を女性と見なさなければならない」という独善的な考えへの反発
- トランプの大統領令(生物学的男性の女子スポーツ参加禁止)は幅広い賛同を集めた。
- 民主党関係者も沈黙。実は「やりすぎだった」と気づいている。
押付け例2. 民主党の移民政策:「寛容さ」の限界を超えた結果
- かつてアメリカは不法移民にも寛容だった。
- しかし、バイデン政権の何百万人もの不法移民を意図的に許容する過剰な受け入れ政策により、強制送還支持が増加。
- 「不法移民への同情」が「強制排除の容認」に変化。
押付け例3. USAIDの文化帝国主義:アメリカが嫌われる理由
- 「国際支援」と称して、アメリカ(民主党)の価値観を押しつけすぎた。
- 例:DEI(多様性、公平性、包括性)ミュージカル(アイルランド)、LGBT活動支援(グアテマラ)、無神論の普及(ネパール)。
- 結果:支援先の国々で反米感情が増加、誰もUSAIDを擁護しなくなった。
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